カラー戦略
先日、
美容業界メーカーのドン
「ミルボン」さんのインストラクターの方が来られました
いつだったかな？
１１月？かな？
今度アディクシーっていうカラー剤が発表されるのでそれについて意見を求められたので、一応記しておこうと思います。
と、いうのも
美容師オンラインサロンマルチバースの殿「木村直人氏」
がこういう記事をあげてました
【これからSNSを使って販促を進めたいメーカーさんへ】 | naoto kimura
僕もふと思いキーボードを叩いてみました
こういうのは大体読まれないですが、とりあえず書いてみます（今日休みだし）
ネットでの展望
まず聞かれたことが
「どうやって売り込むか？」
ということ
これはイルミナ・スロウといったカラーが爆発的認知度を誇り、そのスロウのメディアで公式ライターをさせていただいているのでこういう質問が来たのだと思う。
「ネットで売り込んでいくのなら、手間とお金は惜しまない方が良い」
一般の方に有名な美容師（今だと、、オーシャンの人たちでしょうか？メンズカラーはまだまだ狙える要素がたくさんある）を広告塔に起用して広く告知、ベストは開発段階から入ってもらう。
しっかりしたメディアの構築や広告費を惜しまない。
と、いう話もしましたが
これに関しては
ビューティエクスペリエンスさんが先陣を切ってそして成功されているので２番煎じでしかない
ただ、インスタに関してはまだいけるんじゃないかと思う。
インスタで公式アカウントを作り、それを全国の美容師有志の方で共有し、総勢で運用し圧倒的更新速度とクオリティでぶっ飛ばす
まだブルーゾーンが残っている気がする
安売りの懸念
都会だと既に
「イルミナ」や「スロウ」の価格競争がすごい
この二つは比べるものではないが、知名度的にはどうしても並べて表記される場合が多い。
そしてイルミナに関しては
材料費が高くなるのでプラス料金を頂いている店が多いかと思う。うちの場合もそうだ。
その横で
「イルミナカットカラー安くやってますよー」
と声高に宣伝しているお店がある（らしい）
そうするとプラス料金をいただいているところのイルミナ率が減る
そしてカラー発注数が減り
最近はイルミナが売れなくなってきている
という現象が起きているらしい
（ミルボンインストラクター曰く）
「剤」自体が有名になるとそういうことになるので、不安である。と。
ただ、上がどういう戦略でいこうとしているかはわからないとも言っていた。
技術力や提案力
けど、それって別に
「カラー」だけに限ったことではないと思う
カット１００００円のお店の横で
カット３０００円のお店が営業してたりする
けどカット１００００円の方がお客様が減ったりするかというとそういうわけでもない。
安くすればいいという話でもないのだ。
「剤」を売りにして商品力で勝負すると値段に負けるが
「剤」を入り口にして技術力や提案力で勝負すれば負けることはない
これは使っている美容師側の問題だが
全てはここである。
正直、カラーの色なんてものはメーカー関係なく調合次第で大体なんとかなる。
如何にそのメーカーのカラーの特色を知り、理解し、それを生かしてお客様に提供するかがキモになってくる。
技術力や提案力、解説力などが勝敗の分かれ目
これはカラーだけでなく全ての技術がそうであると思っている
最近冗談っぽく
「俺がイルミナ」
みたいなことを言っているが
商品価値プラス「俺」が塗ることに価値を作っていきたい
価値とはそういうものだと思う
１００００円カットも
３０００円カットも
一般のお客様からみたら、技術力の差なんてほとんどわからない（いや、もちろん差はあるだろうが、トップの経営方針の違いから来ているだけかもしれない＞値段差）
３０００円の人も「ちゃんと」した人限定ね
だがそれでもお店は賑わっている
そこに価値が生まれているから
カットもカラーもパーマも撮影も
技術力という価値で差をつけるためのもの
だから「剤」を売るのではなく
価値を作るというところに主眼を置いていくべきだと思う。
その点スロウはすごい
導入店向けセミナーとかすごい人起用している
ビューティエクスペリエンスさんに脱帽
大阪スタジオめっちゃ綺麗だし
話がそれたが
一言でまとめると
価値
をどこで産み出すのかが
メーカー戦略のみならず
美容業界全体の課題である
なんつって。
である。言いたいだけだかんな。
